vol.4

アンダンテ

先生のこれまでのプロフィール

茨城県立水戸第3高校音楽科卒業
国立音楽大学音楽学部音楽教育学科リトミック専修卒業

音大卒業後、ヤマハ音楽教室のシステム講師として7年間、2歳から小学生までのグループレッスンを担当。
同時に、楽器店で大人のためのピアノ教室講師としてシニア世代にピアノを教える。
結婚後、出張レッスンで3歳から86歳までの生徒を担当。
現在に至る

なぜピアノの先生になろうとしたのか

音大の時に就職活動をする中で、ヤマハ音楽教室の講師募集のVTRを観て子供たちの目の輝きに衝撃を受け、音楽を教える講師になりたいと今の道を選びました。
私自身何より子供が大好きで、ピアノを通してお子さんの成長のお手伝いをしたいと思いました。

音楽に関してどんな子供/小学生だったか

小さい頃から歌うのが大好きで、歌手になるのが夢でした。
もちろんピアノも大好きで、外で友達と遊んでいても、ビアノを弾きたくて自宅に帰ってしまうこともあるくらいでした。
ただ長い練習は嫌いで、高学年になってからは流行りのポップスを歌本を見ながらアレンジするのが大好きでした。

ピアノを教えるうえで苦労した経験は何ですか?

レッスンをしている中で何をしてもグズグズ言う子が何人かいました。
上手く弾けず〇(丸)が貰えなかったり、もう一度やってみようと言う時にヤダーとなってしまったり、癇癪や泣いてしまったり、と様々でしたが、今思い起こせば何かしらのストレスを抱えていたのだなど感じます。
そういう精神面のバランスが崩れてしまっている時に、どうしたら良いだろうかと悩んだことは何度かあります。

生徒とかかわるうえで一番うれしい瞬間は何ですか?

1番が見つからず、何個か挙げさせていただきます。
・生徒さんが日々の出来事を話してくれる時
・先生へとお手紙をくれた時
・先生ありがとうと心からのありがとうをくれた時
・何より一緒にピアノを楽しんだ時
・お母様と色んなお話をする時
・私が帰る時に見えなくなるまでバイバイと手を振ってくれた時
・私の演奏をわ〜と感動してくれた時

生徒に音楽を楽しむ方法を教えるのに工夫していることはありますか?

いかに楽しくレッスンができるかを日々研究しています。
その子にあった教材選びをしたり、色んなグッズを使って指のトレーニングをしてみたり、音符カードをリズムに合わせて読んでみたり、練習が楽しくなるように頑張った時のご褒美制度を考えたり、毎月保護者の方へ好きな曲を発表してもらったり。
それぞれの生徒に合った工夫を考えるのが楽しみでもあったりします。

若い音大生に向けたアドバイス

学生時代はあっという間です。
全ての経験を大事に、できることなら、学生時代に教えることも経験しておくと良いでしょう。
将来先生となった時はもちろん、自身の経験として必ず肥やしになるはずです。

生徒さんに向けたアドバイス

ピアノを弾けるようになるためには、生徒さんのピアノを弾けるようになるためには、まず音符を読めるようになることが大事です。
それには短い時間でいいのでもいいのでピアノに触れる日数を増やすこと。
おうちの方は指導するのではなく、お子さんの練習を見守っていただきたいと思います。
そして、色んな音楽を沢山聴くこと。どんな音楽でもいいと思います。必ず、聴いた数だけ上達へと繋がります。
あと何より歌うことはピアノを弾く上で上達への一番の近道だと考えています。どんな歌でも結構ですので沢山歌ってみてください。

反抗期の教え子

随分前ですが小学生から高校生になるまで担当させていただいた生徒さんがいました。
前任から引き継いだおとなしい生徒さんで、バイエルをやっていました。
教本をグローバーに変え、好きな曲を採り入れたりしてみると毎週の会話が楽しくなってきました。
彼女も成長し、大好きなアイドルができ、見かけもギャル風になり、反抗期が訪れました。
それまではクラシック中心でしたが、発表会でkinkikidsを弾いたり、レッスンでルパン三世を弾いたりと好きな曲をやりながら高校生になりました。
反抗期も落ち着いた頃の追加エピソードですが、彼女が弾くルパン三世を聴いていた同居の叔父さんがピアノを習いたくなってしまったようで、入会してくれたりもしました。
私の出産でお別れになってしまったのですが長いお付き合いができたことに感謝です。

今後のご展望

皆さんにピアノが大好きになって欲しいです。
私自身母を亡くして寂しい時、ピアノが私の心を癒してくれました。
ピアノを通して色んな方へ心の癒しになりたいです。
それからまだまだ試行錯誤ですがオンラインのレッスンも広げてゆきたいです。

音楽のバトンvol.4はアンダンテ先生です。
ぴあせんでは現在東京都小平市を起点に家庭教師タイプで活動されてらっしゃいます。
とても優しい先生で、そのお人柄が写真の表情に表れてます。
また、素敵な面白いエピソードもいただいてますので是非一読して下さいね!
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